墓じまいの基礎知識

墓じまいで気になる事!!宗派によって墓じまいの費用や方法は異なるの?!

 

墓じまいを行う際に自分が信仰している宗派によって、費用や墓じまいの方法が違うのか、気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、墓じまいと宗派の関係についてお届けします。

 

 

現代の先祖供養の在り方について

現代は墓じまいの時代
お墓には先祖代々の名前が書かれており、何年も御先祖様が管理を続いて来たと思いがちですが、実際は、今の団塊世代から三世代程度前の祖先から、お墓を建てた家が多くあります。現代は、核家族化が進行しており、両親の実家にあるお墓を子供達に管理させる負担をかけたく無いと思っている家庭が多くなっています。また、自分自身が高齢でお墓管理が大変になったと言う声もあります。これらの理由から、現代では、墓じまいをして永代供養に切り替える人が多くなっています。


宗派的にも何も問題は無い
墓じまいを行う場合、お寺の敷地にあるお墓を取り壊すと言う事になり、離檀という形になります。仏教では、宗派を変える事は自由なので、離檀をする事も本人の自由です。もし、自分が暮らしている場所から、数時間かかる場所にお墓がある場合、自分でお墓を管理する時間や余裕は中々無いものです。お寺によっては離檀料を請求する所もありますが、基本的に離檀料と言うのは請求されるものでは無く、檀家から今までのお礼として渡すものになります。このように、現代のご先祖様の供養の在り方には、お墓も仏壇も要らない宗派に変更する方も多くなっています。無宗教の方や、現在、宗教をお持ちの方も、宗派を変える事ができる時代です。墓じまいで悩んでおられる場合には、一度専門業者に相談する事も一つの方法です。

 

 

永代供養が注目されている理由について

テレビ等でも特集されている永代供養
永代供養は、家族等がお墓をお参りする事ができなくなっても、お寺や霊園施設が御遺骨や位牌を安置・供養し、読経や法要等を執り行ってくれる供養方法になります。その為、無縁墓になる心配が無いとして、現代の多くの家庭で大きく注目されています。
永代供養の永代と言うのは、未来永劫と言う意味で無く、17回忌・33回忌まで、または、5年10年と言うある一定期間において個別に安置・供養し、その後は合祀が主流となっています。その他にも、初めから共同供養塔になっていたり、お墓に合葬したり、個別の永代供養ができたり、供養を行うタイプにも色々あります。また、施設によって費用にも幅があるので、事前に諸条件を含めて確認することが大切です。


墓じまいして永代供養へ
一般のお墓との大きな違いは、永代使用と永代供養が挙げられます。一般的な墓地では継続的に使用料や管理料を払い、お墓の権利を取得した土地を永代に使用する事が許可されています。その為、代々家から継承されて守られると言う事が前提です。しかし、現代における少子化や未婚率の上昇等により、お墓を継ぐ者がいない現状があります。将来的に無縁墓なってしまうケースを避ける為、生前にお墓をあえて購入しなかったり、現在あるお墓を撤去したり、墓じまいの件数は年々増加傾向と辿ています。また、近年の終活ブームでも、お墓の管理や維持費等で、家族や親戚に迷惑をかけたくないとして、永代供養を選択される方が増えています。

 

 

永代供養にかかる相場費用について

合祀墓の場合
永代供養の中でよく知られているのが合祀墓です。お墓や霊園等を訪れた際に、通常のお墓よりも大きな墓石や仏塔が建っている光景をご覧になった方もいるかも知れません。それが合祀墓なのですが、一般的なお墓同様、お花をお供えしたりお墓参りをしたりする事ができます。合祀墓の墓石の中や地下には、沢山の御遺骨を納める事ができる空間があり、合祀墓の申し込みをした方の御遺骨や位牌が置かれています。このように、合祀墓は、他の多くの方の御遺骨と共に供養されているので、故人にとっても寂しくないと言うような考え方もできます。合祀墓は開放されていているので、いつでも家族や友人等は故人に手を合わせる事ができます。
合祀墓での永代供養では、故人の個別墓石や区画等を特に購入する必要がありません。その為、永代供養墓の中でも最も相場が安い供養方法になっています。お寺や霊園によって供養の金額相場には違いがありますが、大体1人の供養に約5万円~30万円程度で永代供養が可能となっています。

 


納骨堂
納骨堂は、大体多くの場合、お寺の本堂や納骨堂と言うように、室内に設けられているスペースを利用しており、そこで永代供養をします。納骨堂の中には、納骨するロッカータイプの納骨棚と、合祀を行う際の御仏像が飾られているスペースがあります。よって、故人への参拝は、全て室内で供養を行う事ができるようになっています。その為、天候に左右される事無くお墓参りをする事ができ、屋外のお墓と異なり掃除は不要です。残された御遺族のお墓参りの負担を考慮して、室内の納骨堂を検討される方もいます。
納骨堂の納骨棚には、故人1人分の御遺骨が納められる個人用、4~5人分まで対応可能な家族用等、大きさも様々なタイプがあります。その為、将来的に何人の御遺骨を納骨する事になるかによって、必要な納骨棚の大きさは変わってくるので、かかる費用も変わってきます。大体一般的には約10万円~80万円までとなっており、相場には開きがあります。供養回数、期間、納骨可能な人数、それらによって費用は違います。また、数千円程度の年間管理費が別途かかる場合等もあります。

 


樹木葬
樹木葬とは、その名の通り石碑での供養方法では無く、樹木を墓標にした埋葬になります。樹木葬の歴史は1999年から始まっており、山林をそのまま利用して御遺骨を埋めた場所にヤマツツジ等を植えて埋葬したのが始まりです。樹木葬には制約の少なさや自由度の高さもあり、それが供養方法としての人気を集める理由にもなっています。特に樹木葬も宗教や宗派は問わないので、一般のお墓同様に継承者の心配も無く、子供のいない夫婦や未婚の方にもお勧めです。また、家族はもちろん、恋人、友人、ペット等と一緒に弔ってもらえる墓地もあります。生前に契約する事も可能なので、お墓管理にかかる手間や費用に関しても楽になり、自分が亡くなった後も心配ありません。
樹木葬の永代供養では、埋葬する種類よっても金額は変わってきますが、大体一般的には墓石を利用した埋葬に比べると価格は安くなります。相場としては、約70万円程度が目安です。石プレート設置やペット等と一緒に埋葬する場合は、費用は割高になります。

 


海洋散骨
海洋散骨とは、その名の通り海に故人の御遺灰や御遺骨を散骨する埋葬方法です。日本では昔から、人は亡くなったらお墓に入る事が常識でしたが、現在は供養方法の価値観も大きく変わってきており、海洋散骨も供養の一つの方法となっています。敢えてお墓に入る事をせずに、海へ散骨して自然に還ると言う意味を持つ海洋散骨は、海や自然を愛していた故人が生前から希望するケースも多い埋葬方法になっています。海洋散骨は自然の一部に自分が還ると言う所にロマンがあったり、実際に、元々海が大好きだった人が生前から自分の意思で海洋散骨を希望していたりする事が多いです。お墓に納骨しない供養になる為、墓守も不要で少子高齢化の影響もあり人気が高まりつつある埋葬の一つです。
海洋散骨の永代供養では、散骨の方法によっても費用は異なります。海洋散骨を取り扱う専門業者に依頼した場合、業者ごとに料金体系が違ってくる為、相場を断言する事はできませんが、一般的には約10万円~50万円程度が相場の目安となっています。

 

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